メンサが解きたくない問題
どんなパズルも好きそうなイメージのあるメンサですが、解きたくない問題もあります。
あるメンサでの会合の後、そのまま立食形式で三人でビールを飲みながら話をしていたときのことでした。
会合の司会をされていた、お姉さん(メンサ会員ではなくて外から司会者として呼ばれた方)が、自分たちの席に来て
「すいません、このパズルを説いてもらえませんか」
と言われました。
それは他のメンサ会員からもらった名刺の裏に書いてあったもので、こういう問題でした。
S S A □
の□にはいるものは何?
これをちらっとみた、自分を含むメンサ会員三人のリアクションが一様で面白かったです。
「ああ、、」
「なんか4つで循環するのね」
「考えるのがめんどくさいなぁ」
そうなのです、これは何だか解きたくない問題なのです。理由はたぶん、知識がいる問題だからです。
この問題は、季節を英語で書いた頭文字になっているので、
Spring
Summer
Autum
Winter
答えは、Wなのですが、これが何だかイヤなわけです。
まず季節が4つであること、あと季節の英語をそれぞれ知っていない解けない、二重に知識がいるからです。
(季節が世界中で4つとは限らないし、英語を知ってるとも限らない。)
少なくとも自分がわくわくするパズルには、知識はいらない物がほとんどです。どんな問題も解けそうなイメージかもしれませんが、知識がいらなくて、どちらかというと自分は図形的、記号的に解ける問題出ないと、ぐっとこない訳なのです。
-----------------------------
この話には続きがあって、季節なんていうつまらない答えで満足できず、自分は違う答えをお姉さんに教えました。
その答えはKでした。
ちょうど問題のS,S,Aが日本の4大ビールメーカーの3つになっていたので、4つ目にキリンのKを入れた訳です。
Sapporo
Suntory
Asahi
Kirin
お姉さんは、この名刺をくれた人に、この答えを言ったら案の定びっくりされてました。