メンサでうつブログ

つらつらと思いついたことを書きます。

年末の心に残ったパフォーマンス

何だかんだテレビっ子なので、年末はよくテレビの歌番組を見てました。

とはいえ歌の良し悪しは自分には分からなくて、ダンスとか演出とかのパフォーマンスにやはり注目してしまうので、年末にテレビで見た心に残ったパフォーマンスをランキング形式で挙げたいと思います。

 

3位「日本レコード大賞で、圧倒的な演技力を見せた乃木坂46白石麻衣さん」

歌唱力でもダンスの技術でもなくて、あれはもう演技力のなせる技でしたね。カメラに向ける視線一つとってみても素晴らしかったです。

去りゆく西野七瀬のはなむけに、日本レコード大賞を絶対獲りたかったんだろうなと思わせる、白石さんのここ一番での気持ちの入り具合でした。

受賞が決まった時に、白石さんは感極まっている一方で、西野さんは「あ、獲れたわー」みたいなリアクションの明暗が面白かったですね。

送り出す側の方が気持ちが強くなっちゃうみたいな。

 

2位「紅白歌合戦で、米津玄師の時のダンサー菅原小春さん」

ダンスがちょっと目立ちすぎ、と感じる人がいるかなと思いますが (あまりネットの評判は見てないですが)、一方でそれくらいとにかく圧倒的な表現力でした。

身体表現であれだけ気持ちがザワつかされる、琴線に触れることができるのはすごいなと思います。一級のものが見れたなぁ、と。

自分は見るたびに謎の涙がツツツと流れてしまいます。

ただ、ちょうど前進する時に、カメラと一直線になってしまったところは、僕も怖かったです。

 

1位

「12/21のMステスーパーライブで、センターの代役を務めた欅坂46鈴本美愉さん」

とにかく圧倒的なインパクトでした、見たらわかる、伝わるパフォーマンスでした。2位の菅原さんとはまた違う方向性で、素晴らしかったです。


欅坂46はあまり追ってないので、最初は「知らない子でできた」という感じでした。

ファンからすると「鈴本さん、世間に見つかる」したが、自分はあの時、その世間一般の方でした。


ダンスの技術も目を見張りましたが、髪をかき分けるタイミング、頭を振って髪を払い表情を見せるところ、そこまで完璧に練られているように感じました。

往往にしてパフォーマンスを見てるといいながら、究極的には顔や表情を見てたり、そこから気持ちが揺さぶられたりするものなので、そのあたりの詰め具合も印象的でした。


自分が特に思うのは、鈴本さんのこのパフォーマンスを印象的なものにした要因の一つは、代役でセンターを務めたというシチュエーションだったと思います。

「代役として、中途半端なとこはできない」という気持ちもあったかと思いますが、自分には、”千載一遇のチャンスを全力で掴みにかかっている、鈴本さんの美しさ”を感じました。

そして現に世間に見つかり、自分は「次の欅坂46のセンターは鈴本さんにならないかな」と応援していたりするのです。


緊張感からかダンスが多少硬かったのも、逆に自分には可能性に見えて、ワクワクしています。

今後こういう舞台が増えて慣れてくれば、もう一段すごいパフォーマンスが見れるんだ、と。


身長は低めだけれども、センターに立つと後ろも写ってちょうど収まり良い感じでした。

あれだけ魅せれると、ほとんど身長のことに気がつく事なんて無いですよね。

魅せれる人は身長が高く見えるもので、現にこの時の鈴本さんもそうでした。


本番の白い靴が人一倍汚れていたのも、密かに心を打ちました。

本番の靴を汚すわけにはいかない、と分かっていながら「本番と同じ靴でうまくできるか確かめないと…」となんども振りを確かめていたであろう、鈴本さんの本番前の緊張感が眼に浮かぶようです。

 


惜しくも番外

紅白歌合戦星野源の時、ハイヒールが脱げても何事もなかったように踊り続けたあのバックダンサー」


結構早々に脱げてましたね。舞台のセンターにゴロっとハイヒールが転がってましたが、初めて見たときは自分も気がつかなかったので、一般にあまり気づかれてないかと思います。

片足はハイヒール、片足は裸足という状態でしたが、全くそれを気づかせないキレキレのダンスが素敵でした。

ギターの長岡さんが、歌が終わって礼をした時にあえて(?)ハイヒールの方を見てたのが面白かったです。


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年末はなにかと、テレビで質の高いパフォーマンスが見れる、嬉しい時期でした。